壮大な歴史を凝縮した150分
ようこそ、大英博物館へ!世界中の文明の「宝物」がたーくさん集まっているこの場所で、公認ガイドの私がみんなを特別な150分のハイライトツアーにご案内します!ここには、世界中の「すごいもの」がいっぱい。人類がこれまでどんなことを考え、どんなものを作ってきたのか、一緒に見ていきましょう!
このツアーは、大英博物館の広い館内を効率よく回れるように考えた、とっておきのルートだよ。それぞれの展示品が持つ面白いお話や、昔の時代背景を知りながら、人類の「かしこさ」や「ものを作る力」をたっぷり感じてみてね。
さあ、昔にタイムスリップする冒険の始まりだよ!
さあ、みんな、まずはこの広ーいグレートコートの真ん中に立って、上を見てごらん!ガラスでできた大きな屋根が、まるで空みたいに広がっているね。その下には、昔、たくさんの本がしまわれていた丸い建物が見えるかな?ここは、世界中の「知識」が集まっている、博物館の真ん中なんだ。ここから、人類の歴史を巡る私たちの旅を始めよう!
それでは、グレートコートから西の方へ進んで、エジプトギャラリーに行ってみよう!ここでは、とっても昔の「古代エジプト」の不思議な世界が待っているよ。
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入ってすぐ、みんなの目を引くのが、このロゼッタストーンだよ。ただの黒い石の板に見えるけど、実はこれが、長い間誰も読めなかった「古代エジプトの文字(ヒエログリフ)」を解読する「すごい鍵」になったんだ!この石には、同じ内容の文章が3つの違う文字で書かれていたから、学者たちは知っている文字(古代ギリシャ語)と比べながら、ヒエログリフの読み方を解き明かすことができたんだよ。
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次に、その大きさにびっくりするラムセス2世像を見てみよう!この大きな石の像は、今から3000年以上も昔にエジプトを治めていた、とっても力持ちの王様、ラムセス2世のものなんだ。彼はたくさんの大きな建物を作ったり、戦争で活躍したりしたんだよ。この像を見ると、当時の王様がどれだけ偉くて、神様みたいに思われていたかがわかるね。
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ラムセス2世像の近くには、みんなも知っている「ギザの大きなピラミッド」の一部、ギザの大きなピラミッドのレリーフがあるよ。昔の人がどれだけすごい技術で大きなものを作れたのかがわかるね。
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そして、死者の書を見てみよう。これは、昔のエジプト人が「死んだ後もちゃんと次の世界に行けますように」という願いを込めて、パピルス(昔の紙みたいなもの)に書いた、おまじないやお願いのコレクションなんだ。カラフルな絵も描かれていて、当時の人たちが何を信じていたのかがよくわかるよ。
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さらに奥へ進むと、ミイラとその棺の展示があるよ。昔のエジプト人は、死んだ後も体が残っていれば、次の世界で永遠に生きられると信じていたんだ。だから、特別な方法で体を保存したんだね。きれいに飾られた棺を見ると、当時の人たちの死に対する考え方がわかるよ。
エジプトギャラリーからそのまま北へ進んで、アッシリアギャラリーに行ってみよう!ここでは、今から2500年以上も昔に、メソポタミアという場所でとても栄えた「アッシリア帝国」の、すごい力を見ることができるよ。
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ギャラリーに入ると、みんなの目の前に大きな有翼人面牡牛像(ラマッス)が立っているよ!これは、アッシリアの宮殿の門を守っていた「守り神」なんだ。人間の顔と、牛の体、ワシの羽が合わさった、想像上の生き物だよ。この像を見ると、アッシリアの王様たちがどれだけ強い力を持っていたか、そして神様みたいな存在だったかがわかるね。
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こちらの壁に彫られているライオン狩りのレリーフも見てみよう!これは、アッシリアの王様たちがライオンを狩っている様子が、まるで生きているかのように描かれているんだ。王様たちがどれだけ勇敢で、国をしっかり治めていたかを見せつけるためのものだったんだよ。
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そして、向かい側にもう一体の人間頭の有翼ライオン像があるよ。さっきのラマッスとは少し顔つきや細かいところが違うけど、アッシリアの人がどれだけ彫刻を作るのが上手だったかがわかるね。昔、この像が宮殿の入り口にあったら、どれだけ迫力があったか想像してみて!
それでは、一度グレートコートに戻って、階段かエレベーターで上の階へ行こう!ここからは、昔のギリシャやローマの時代へと進んでいくよ。
上の階に着いたら、南の方へ進んでね。ここには、昔のギリシャやローマの、美しくて賢いものがたくさん集まっているギリシャ・ローマギャラリーがあるよ。
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このギャラリーで一番の見どころは、このパルテノン神殿の彫刻(エルギン・マーブル)だよ!これは、ギリシャのアテネにある有名なパルテノン神殿から運ばれてきた、大理石でできた彫刻なんだ。今から2500年くらい前のギリシャが一番栄えていた頃の、最高の芸術作品と言われているよ。特に、馬の筋肉や服のシワが、まるで本物みたいに細かく彫られているから、じっくり見てみてね。
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次に、ポートランドの壺を見てみよう。これは、今から2000年くらい前にローマで作られたと考えられている、ガラスの壺だよ。青いガラスの上に白いガラスを重ねて、それを削って絵を描くという、とっても難しい技術で作られているんだ。その細かさには、きっとびっくりするはずだよ。
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昔のオリンピックの様子を今に伝えるディスコボロス(円盤投げ)のローマ時代の複製も大切な展示だよ。この彫刻は、ギリシャ人が「これが一番かっこいい体だ!」と考えていた理想の姿と、スポーツの動きをバッチリ捉えているんだ。
ギリシャ・ローマギャラリーからそのまま西へ進んでみよう。ここには、昔のローマ帝国がイギリスの島(ブリテン島)にどんな影響を与えたかがわかるローマ・ブリテンギャラリーがあるよ。
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このマイルストーンを見てごらん。これは、ローマ人が作った道路に置いてあった「あと何マイル進めば次の町に着くよ」という目印の石なんだ。ローマの人がどれだけ道路を作るのが上手だったか、そして帝国がどれだけ広かったかがわかる大切なものだよ。
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そして、リュッダー・ヒル・コフィンは、きれいなモザイクで飾られた、昔のローマ時代の石のお棺だよ。当時の偉い人たちがどんな風にお葬式をしていたか、そしてどんなに芸術的なものを作っていたかがわかる、貴重なものなんだ。
ローマ・ブリテンギャラリーから少し北へ進んで、アフリカ・オセアニア・アメリカズギャラリーへ行ってみよう!ここでは、世界中のいろんな場所で生まれた、ユニークな芸術や信仰に触れることができるよ。
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特に注目してほしいのは、このベニン王国のアートだよ。これは、昔ナイジェリアという国にあったベニン王国で作られた、ブロンズやゾウの牙でできた彫刻なんだ。とっても細かく作られていて、昔のアフリカの人たちがどれだけ素晴らしいものを作れたかがわかるよ。
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そして、遠いイースター島からやってきた、あの有名なモアイ像「ホア・ハカナナイア」も必見だよ!このモアイ像は、島の人たちが昔から大切にしていた「ご先祖様」や「神様」のシンボルなんだ。こんな大きな像をどうやって作ったのか、想像するとワクワクするね。
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さらに、メキシコのモザイクマスクも見てみよう。これは、トルコ石みたいなきれいな石を小さく砕いて作った、とっても細かいマスクなんだ。昔のメキシコの人たちがどれだけ器用で、どんな宇宙の考え方を持っていたかがわかる、特別なものだよ。
アフリカ・オセアニア・アメリカズギャラリーから少し東へ進んでみて。ここには、昔のヨーロッパの、キラキラした時代がぎゅっと詰まった中世ヨーロッパギャラリーがあるよ。
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このギャラリーでは、ルイス島のチェス駒が、みんなの興味を引くはずだよ。これは、今から800年くらい前に、セイウチの牙で作られたチェスの駒なんだ。スコットランドの島で見つかったものだよ。一つ一つの駒の顔が、なんだか面白くて、昔の人たちの暮らしや文化がちょっぴり見える気がしない?
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さらに、サットン・フーの財宝も見てみよう。これは、今から1300年くらい前に、イギリスの王様のお墓の船から見つかった、とっても豪華な宝物なんだ。特に、きれいに飾られたヘルメットや金の留め具は、昔のイギリスの人たちがどれだけ金細工が上手だったか、そして当時の王様がどれだけ偉かったかを示しているよ。
最後に、中世ヨーロッパギャラリーからさらに東へ、またはグレートコートの上の階をぐるっと回って、日本ギャラリーへ行こう!ここでは、日本の繊細で美しい文化に触れることができるよ。
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ここでは、世界中で有名な日本の絵描きさん、葛飾北斎(かつしかほくさい)の作品が見られるよ。特に「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」という、富士山を描いたシリーズの絵は、当時の日本の景色や人々の暮らしが、とっても鮮やかに描かれているんだ。昔の日本の絵の美しさや、普通の人たちの文化が感じられるはずだよ。
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また、繊細な美しさが詰まった茶道具の展示もあるよ。お茶を飲む「茶道」は、日本の大切な文化の一つなんだ。お茶碗やお茶入れ(おちゃいれ)みたいな道具一つ一つに、職人さんのすごい技や気持ちが込められているんだよ。シンプルだけど、奥深い日本の美しさを感じてみてね。
これで、大英博物館の150分ハイライトツアーは終わりだよ!短い時間だったけど、みんなは人類の歴史の中で、とっても大切な瞬間や、素晴らしい芸術品をたくさん見てきたね。
大英博物館には、今日見たもの以外にも、まだまだたくさんの宝物があるんだ。でも、今日見た展示品が、みんなの心に残って、世界中のいろんな文化や歴史にもっと興味を持つきっかけになったら嬉しいな。
このツアーが、みんなにとって大英博物館での忘れられない思い出になりますように!ゆっくり博物館を楽しんでいってね!